僕が加齢臭をなくそうと思った理由
結婚している時は全く気付かなかった自分の体臭。
離婚して、独身に戻り4人の子育てに励んでいる時に、
自分の下着のTシャツの脇の部分に黄色いしみがついているのを見つけた時。
漂泊してもTシャツのシミは落ち切れず、
何でシミが出来たかネットで調べ始め、
中年から熟年になることもあり、
「加齢臭」という言葉とその悪影響が
周りに与えることを知りました。
それまでも自便のワキガがクサいことは知っていたし、
夏は特に気にしてウェットテッシュを常時用意して
客先に行く前にワキをフキフキしたものです。
抜本的に解決するには、消臭効果があり、
「加齢臭」を消すものを慎重に選んで使うようになりました。
その結果、柿渋という静便が入っているボディソープを
10年以上以上使い、現在に至っています。
このボディーソープを使い始めて1年くらいたった頃、
娘から「昔のお父さんは臭かったけど今は臭わない」と
始めて教えられ、ずっと前は相当臭っていたことを知りました。
周りに不快感を与える加齢臭の元はノネナール
「加齢臭」の臭いのもととなる物質の名前が「ノネナール」だということは
かなりポピュラーになってきており、
実際に加齢臭で悩む方以外にも知られています。
では、何故、「ノネナール」というものが体から発生するのでしょうか?
人間の体にある毛穴の中に「皮脂腺」というものがあります。
この「皮脂腺」から分泌される「皮脂」によって
肌や髪は潤いを持ちますが、
この皮脂の中にある9-ヘキサデセン酸は過酸化脂質によって
酸化・分解されることにより
「ノネナール」というニオイ物質を発生させています。
中年すぎる頃から臭う加齢臭
年齢が若いうちは殆どと言って良い位
無いものなのですが、40才を超える頃
(俗に言われる中年)になると急増します。
更に活性酸素というものも原因の一つと言われています。
10代、20代の若い頃は活性酸素が発生しても
除去するよう体が働きますが、
40才を過ぎるとこのシステムの活動が弱り始め、
徐々に活性酸素は増えていきます。
活性酸素が増えると同時に過酸化脂質が増え、
9-ヘキサデセン酸の酸化がさらに進み、
「ノネナール」を発生させてしまうのです。
更に悪い事に、活性酸素によって酸化した皮脂は、
動物性たんぱくが腐ったようなニオイがするので、
これも加齢臭の原因の一つと考えられます。
「皮脂腺」が多いと思われる箇所とは
それでは体の中で「皮脂腺」が多い箇所はあるのでしょうか?
加齢臭は全身から臭ってくるものと考えられますが、
日々直接強く感じられる箇所は
1: 頭
「枕が臭い」という話はよく聞きます。
このことから髪の毛の毛根辺りや
首筋が多いと思われます。
対策として鞘腫効果の高いシャンプ-を使い、
生乾きさせずにドライヤーで良く乾かしましょう。
2: 胸・背中
夏場になると服が汗でよく濡れるところは
「皮脂腺」が多い箇所です。
3: 耳の後ろ・脇の下
耳の後ろが臭うとよく言われます。
これは皮脂腺の隣にあるアポクリン腺と関係があります。
汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺がありますが、
エクリン腺から出る汗はあまり臭わないのに対し、
アポクリン腺から出る汗はエクリン腺から出る汗よりも臭いを発します。
このアポクリン腺が集中しているのが、
耳の後ろやワキなのです。
2,3の対策として柿渋成分の入っている
ボディーソープを長く使うことです。
よく臭う発生箇所を知ることで
原因箇所に対する対処法が立てやすくなるというものです。
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